川畑 恭兵
2001年頃からDJを開始し、ABSTRACT、DUB、DRUM&BASS、民族音楽など一貫したスモーキーな選曲で、様々なアーティストと共演してきた日本人アーティスト川畑恭兵。そ の後MPCを使ったプレイに移行し、卓越したセンスでダンスミュージックサイドからもカルトな人気を得る。
現在は本拠地である [INSANITY]を始め、様々な場所でDJと平行してMAX/MSPによる即興性を重視したLIVEを展開し様々なアーティストとコラボレーションを 行っている。LIVEではフィールドレコーディングやJAZZ、民族音楽、環境音楽などからのサンプリングを解体、再構築し、シャーマニズムや、民俗 学、宗教学、などを独自の解釈で昇華し「本来人間が聴くべき”音”」を作り続けている。
Kyouhei Kawabata began DJing in 2001. He has experimented with abstract, dub, drum and bass, folk music as well as other genres. With a smoking song selection, he has made so many mix CDs in collaboration with various artists that they are beyond count. He later made the change to MPC where his uncanny ability earned him a cult following especially amongst the dance music circle.
He is currently honing his MAX/MSP skills and DJ work in collaboration with other artists at many live venues, with an enphasis on improvisation and spontaneity including of course, his main stomping groound, ‘Insanity’. Feild recordings with jazz, folk and environmental samplings are disassembled and then reconstructed compliment live performance. His studies of Shamanism, folklore and religion have contributed to his original interpretation of sounds essential to human nature which pervades his music.
作品集
本作は2007年1月17 日に行った即興演奏を収録した作品『IMPROVISATION 1.17』で、ジャズや民俗音楽を解体し、独自の手法でmax/mspを使用し制作された作品。フリージャズのフルートの音やトライバルなパーカッショ ン、コーラス、電子音で織りなされる幻想的な音の世界。
本作は民族音楽やジャズなどから影響を受けたという、ピアノや声を加工して制作した初のアンビエント作品。柔らかなピアノの音と透明な電子音が繊細なサウンドスケープを織りなす、とても美しいアンビエントサウンド。
川畑恭兵によるMIX音源。持ち味であるトライバル、ダブ感を残しつつスモーキーなHIPHIPを中心に構成された前半から、トライバリッシュな90'sジャングル、ブリストルサウンドへMIXされていくダブ・アンダーグラウンドな作品。